意識の高いビジネスマンは、経験だけでなく、本やWEBからも様々なヒントや学びを得ます。
しかし、レベルの高いビジネスの常識を学んだり、著名な実力者の言葉を参考にしても
- 自身の勤務する会社や、経営者・上司・部下等に通じない
- 自身の周囲環境のレベルが低く、学んだことを活かせない
そのような方も多いと思います。
ハイレベルな学びやヒントを得ても、現実の環境では、レベルやベクトル(物事の考え方や方向)が合わない場合は、あなたから、相手のレベルやベクトルに合わせていく“歩み寄り”が必要です。
例えば、あなたが「電話はしない」「電話は不効率」といった考え方に共感したとしても、あなたの会社の経営者が、時間など関係なく何でも電話をする、メールを送信してもロクに読まない、そんな人だったらどうでしょう。「バカらしい」と愛想をつかして会社を辞めるか、環境に合わせて働いていくしかありません。
「環境に合わせて働く = 諦めて渋々働く」ではない
しかし、「環境に合わせて働く = 諦めて渋々働く」ことではありません。
相手や環境への期待値を下げつつも、その環境において、「あなたから、相手のレベル・ベクトルに合わせて、分かりやすく繰り返し説明する等、諦めず、できるだけやってみる」そんな働き方です。日本の会社や組織で勤務しながら、結果を出している人の多くは、このタイプです。
周囲の影響を気にせず、自らが良いと思ったことを、強い意思で貫くイノベータータイプの人だけが活躍している訳ではなく、置かれた環境や、そこにいる人のレベルやベクトルに合わせて活躍できる「極端ではない、妥当な点を見つけて進む“中庸型”人材」も、多くの企業や組織で活躍しています。
- 「せっかく学んだことや、自身の高い志が、今の職場に合わない」
- 「だからといって、独立起業するつもりも、スグに転職するつもりもない」
- 「できれば、今の組織や会社で働いていたい」
そのような方は諦めて腐ってしまうのではなく、縦横の人間関係を上手くさばき、実務もしっかりこなす、そんな“中庸型”人材の道を進むのもよいかもしれません。
そうはいっても、「エネルギーとチャレンジ精神に溢れ、今の組織を飛び出したい」方は、時間は有限ですので、早々に準備・計画しての転職や独立・起業などをおすすめします。
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