「会社を辞めたい」「今の仕事を辞めたい」
誰しもそんな風に思ったことがあるはずです。
もしかしたら、今あなた自身に、そんな考えがあるかもしれません。
しかし、漠然と「辞めたい」と思いながら、いつまでも今と同じ毎日を続けるのは、たった一度しかない限りある人生なのに、もったいないかもしれません。
今回は、「会社を辞めたい」「仕事を辞めたい」と思った時、何もせずに停滞するより、こんな風に考えたり、行動するのはいかがですか?ということを3つ、お伝えします。
私も割と長い間、会社員を経験した後に起業したため、
- 会社を辞めたい
- 今の仕事を辞めたい
- でもなかなか一歩踏み出せない
そんな経験をしているので、会社を辞めたい人の気持ちはある程度分かるつもりです。
1.会社を辞めたい理由を箇条書きにする
会社を辞めたいと考えている多くの人は、“辞めたい理由”が整理されていません。
もう少し詳しく言うと
-
「〇〇だから辞めたい」という、何かが嫌で辞めたい部分
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「●●をしたいから辞めたい」という、何かをしたいから辞めたい部分
この2つが、入り交じっていることが多いのです。
まずは、この2つをしっかり分別してみましょう。
最初は、「コレが嫌だから辞めたい」という理由を書き出してみてください。
次に、「コレがしたいから辞めたい」という理由を書き出してみましょう。
スマホ・パソコン・手書きなど、何でも良いので、文字にして書き出してみると、意外と書ける分量が少なかったり、曖昧で、なかなか文章にならないこともあるでしょう。
その場合は、まだ会社や仕事を辞めたいという、確固たる理由が定まっていないのかもしれません。
そんな時は「コレが嫌だから辞めたい」という理由と、「コレがしたいから辞めたい」という理由を、ハッキリと明確に書き出せるように、少し時間をかけて、考えて、整理してみましょう。
書き出してみると、今の職場で上司と話し合ってみたり、自分の職場での過ごし方や、働き方を意識的に変えてみることで、辞めなくても良い場合もありますし、「今の職場にいても、問題の解決を先延ばしにするだけだ」「早く退職届を出そう!」となることもあるでしょう。
2.辞めた後、上手くいかなかった場合を想定する
これは、割とネガティブな発想なので、賛否分かれるところだと思うのですが、「最悪の事態を想定しておきましょう」ということです。
今の会社や勤め先を辞めて、独立開業したり、別の会社に転職したりと、その後のルートは様々ですが、「上手くいかなかった場合を想定しておきましょう」ということです。
具体的には、「今の会社や勤め先を辞めてしまった場合、何ヶ月、無収入になっても生きていけるのか?」を計算しておきましょう。
「会社を辞めても、1年は無収入でも食べていけるな…」「10ヶ月過ぎるとマズいな…」
そういう感じです。
そこではじめて、サラリーマン・会社勤めをしている方は、サバイバルな思考が蘇るはずです。
住民税は、仕事をしていなくても払わなくちゃいけない…、食費は…、光熱費は…、家族がいる場合は、皆を養うために毎月幾ら必要だろう…など、そういうことを考えて、今の会社や勤め先を辞めた場合、何ヶ月間は生活するためのお金があるとか、その間に、何としても起業して収入を得る必要があるとか、転職してお給料をもらわなければいけないなど、考えておくことが必要です。
「無収入でやっていける期間」を把握しておくことは、とても大切だと思います。
3.「自分が辞めると会社が困る」という発想は止める
これは「●●しておきましょう」とか「〇〇しなくちゃいけない」というより、「そういうことはやめましょう」という切り口ですが、
「自分が辞めると、会社が困るから辞められない」この発想は止めましょう、ということです。
もし、あなたが会社にとても恩義を感じていたり、自分の能力や貢献度以上の待遇を受けているため、「申し訳なくて、とても辞めるなんて言えない」というのなら、辞めずに済む方法を考えることをおすすめします。
そうでないなら、突然何もかも投げ出して辞めるのは如何なものかと思いますが、きちんと手続きや引継ぎを行う前提で、あなたが
- 本当に辞めたい
- 辞めて新しい環境でもう一度スタートしたい
- 転職したい
- 起業したい
そう思うなら、あなたの抜けた職場の事を考えるより、自分の人生を優先して考えて、新しいスタートを切っても良いと思います。
ここで、一歩を踏み出せない方はとても多いと思うので、もし、あなたが当てはまるなら、「自分が辞めてしまうと、会社が困るから辞められない」という考えは捨てて、あなた自身の先々を考えてみてはいかがでしょうか。
今まで会社のために頑張ってきたなら、ここから先は、あなた自身の人生を生きてもいいのではないでしょうか。
今回は3つお伝えしました。
「辞めたい、辞めたい、でも辞められない」
そう考えている人はとても多いと思うので、お伝えした3つをやってみて、本当に辞められそうにないなら、「今のこの状況を続ける中で、どうやって頑張るか?」「嫌な部分をどう軽減するか?」を考えたり、「意外と辞めてもやっていけそう」という場合は、しっかりとリミットを決めて、その中で何とかすべく、頑張ってみるのもいいのではないか、と思います。
“今の環境をそのまま続ける”も、“改善して続ける”も、“環境を変えて新しくスタートする”も、全て結局自分次第、あなた次第です。
できるだけ後悔のないように慎重に、しかし慎重すぎて何も動けなくならないようにしていただきたいと思います。
組織で働いていると、色々あると思いますが、投げ出さずに、前向きに、あなた自身で考えて、あなた自身で選択・決断して、前進してください。
頑張っていきましょう。
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