モラハラをする人は、
- 押しが強く声も大きい「いかにも型」
- 一見ソフトな雰囲気の「かくれ型」
この2つに分かれます。結局どちらも自身の考え方を他人に押し付けようとするため、周りから嫌われる傾向があります。また、絶対に自分が正しいと考えているので、他人の考えを受け入れようとしません。
そのため、ロジカルに正しく反論しても、納得させることは非常に難しいです。
ビジネス本等の影響で「かくれ型」が多くなり、見極めにくいのですが、少しコミュニケーションを重ねると、他人の意見を受け入れず、否定しかしないため、割と簡単に見破ることができます。
こういう人は、外には見せませんが、実は自信が無く、常に失敗を恐れる傾向にあります。
それに加え、自己中心的であり、他人の意見を「自分に対する否定」であると捉えてしまうため、しばしば攻撃的になります。そのため、正面からの反論は得策ではありません。
対策としては、ネガティブなことを言われても、明るくポジティブに切り返し、直接否定せず、前向きかつ相手に友好的な言葉や論調で、相手をポジティブな方面に誘導してみることや、多少バカなふりをして明るく切り返すことも有効かもしれません。
ポジティブな切り返しが難しい時は、“Iメッセージ(私はこう感じている・私はこう思うといった自身の想いをストレートに述べる)”で、
- 「私は、〇〇さんに〇〇〇と言われて、凄く落ち込んでいます」
- 「〇〇〇と言われてショックを受けてしまって・・・」
等、否定ではなく、相手の発言を受けて、どう感じているかをストレートに伝えると、反論ではないので、議論が不毛に白熱したり、怒りを孕んだバトルにはならないでしょう。
モラハラ行動の恐れのある人は、現時点では自己中心的なタイプです。
自分の思い通りにしたい強い願望を持っています。他人に自身の考えや意見を押し付け、他人の意見を受け入れない。そして、大人である場合、ほぼ修正は不可能です。よほどのことが無い限り治りません。
もし、あなたが職場でモラハラ被害にあっていたり、部下にモラハラをしている可能性のある人物がいる場合は、その人物の修正ではなく、その人物に「どう対応するか?」に比重を置いて対策を考えてみることが得策です。
職場におけるモラハラ行為対策の1stステップは、「相手を変える」ではなく「相手への対応を変える」がBESTです。ぜひ参考にしてみてください。
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