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2023.04.12 1Point Learning

職場におけるモラハラ対策

職場におけるモラハラ対策

 

モラハラをする人は、

  1.  押しが強く声も大きい「いかにも型」
  2.  一見ソフトな雰囲気の「かくれ型」

この2つに分かれます。結局どちらも自身の考え方を他人に押し付けようとするため、周りから嫌われる傾向があります。また、絶対に自分が正しいと考えているので、他人の考えを受け入れようとしません。

そのため、ロジカルに正しく反論しても、納得させることは非常に難しいです。

 

ビジネス本等の影響で「かくれ型」が多くなり、見極めにくいのですが、少しコミュニケーションを重ねると、他人の意見を受け入れず、否定しかしないため、割と簡単に見破ることができます。

 

こういう人は、外には見せませんが、実は自信が無く、常に失敗を恐れる傾向にあります。

それに加え、自己中心的であり、他人の意見を「自分に対する否定」であると捉えてしまうため、しばしば攻撃的になります。そのため、正面からの反論は得策ではありません。

 

 

対策としては、ネガティブなことを言われても、明るくポジティブに切り返し、直接否定せず、前向きかつ相手に友好的な言葉や論調で、相手をポジティブな方面に誘導してみることや、多少バカなふりをして明るく切り返すことも有効かもしれません。

 

ポジティブな切り返しが難しい時は、“Iメッセージ(私はこう感じている・私はこう思うといった自身の想いをストレートに述べる)”で、

 

  • 「私は、〇〇さんに〇〇〇と言われて、凄く落ち込んでいます」
  • 「〇〇〇と言われてショックを受けてしまって・・・」

 

等、否定ではなく、相手の発言を受けて、どう感じているかをストレートに伝えると、反論ではないので、議論が不毛に白熱したり、怒りを孕んだバトルにはならないでしょう。

 

モラハラ行動の恐れのある人は、現時点では自己中心的なタイプです。

自分の思い通りにしたい強い願望を持っています。他人に自身の考えや意見を押し付け、他人の意見を受け入れない。そして、大人である場合、ほぼ修正は不可能です。よほどのことが無い限り治りません。

 

もし、あなたが職場でモラハラ被害にあっていたり、部下にモラハラをしている可能性のある人物がいる場合は、その人物の修正ではなく、その人物に「どう対応するか?」に比重を置いて対策を考えてみることが得策です。

 

職場におけるモラハラ行為対策の1stステップは、「相手を変える」ではなく「相手への対応を変える」がBESTです。ぜひ参考にしてみてください。

 

 

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