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2023.09.09 「使える仕事のはなし」1 Point Learning

就活生や新入社員に知って欲しい「仕事でor入社後恐らく味わう嫌な事」※新入社員研修でも伝えて欲しい事です

本記事では、多くの新入社員が「嫌だ」「辛い」「ストレスだ」と感じる4つの事項と、その対策についてお伝えします。就活中の学生や新入社員・若手社員の方、そして新人を受け入れる人事担当者や新人を受け入れる先輩社員の方にも参考にして頂ける内容です。

1.マナーやその会社のルール

 

多くの新入社員は、全く自覚のない状態で、「それはダメだよ」と注意・指摘される経験をするでしょう。仕事におけるマナーや礼儀・作法は、アルバイトで接客経験がある方も、ビジネスの種類や業界によって独特のものが多いため、新入社員は誰でも自覚のない状態で「それはダメだよ」と注意されることが、入社後1〜2年の間に何度かあるはずです。

 

緊張感を持って、十分気を付けているつもりでも、“世間一般のビジネスマナー”や“その会社や組織独特のマナー・ルール”に関することで注意・指摘を受けると、恥ずかしくなったり、「え、だって…」と思うかもしれません。ですがそれは、ただ知らなかっただけ。理解の仕方が違っただけで、決して恥ずかしいことでもダメなことでもありません。

 

仮に、注意・指摘された時、その言葉遣いや言い方がキツイと感じることがあっても、注意・指摘している側の先輩社員や上司に、あなたを傷付けるつもりはないので、あまり気にする必要はありません。注意・指摘された内容をしっかり理解し、再発防止に努めるだけで大丈夫です。過度に気にせず、『自分の知らなかった新しい基準を一つ知った』と捉えましょう。

2.やりにくい先輩や上司の塩対応

 

入社した直後~1年程度の期間は、新入社員にとって分からないこと、初めて経験することばかりです。会社のどこに何があるかも分かりません。一度に多くの先輩社員を紹介され、全員の名前と顔が覚えきれない、なんてこともあります。慣れない環境で仕事を進めると

 

  • 説明を聞いたけれど分からない…
  • この後どうすれば良いか判断できない…

 

このような場面が多々あります。そんな時は、迷わず先輩社員や上司に質問してください。ここで躊躇(ちゅうちょ)してはいけません。質問せずに、「多分こうだろう…」と自分の憶測で判断して、不確かな状態で仕事を進めるのは最悪です。

 

仕事で最もしてはいけないことの一つに『二度手間』があります。分からないことを質問せず、自分の憶測で判断して仕事を進め、もし判断が間違っていれば、最初からやり直しになります。この場合、あなたの“時間”と“労働力”に大きなロスが生じます。このロスが、仕事では“悪”とされます。

 

  • 多分合っていると思うけど、確信が持てない
  • そもそも全く分からない

 

こんな時は、迷わず先輩社員や上司に質問し、正解を得てから仕事を進めましょう。質問した時、先輩社員や上司に面倒臭そうに対応されたり、忙しさのせいで、嫌みの一つや二つ言われることもあるかもしれません。しかし、ここで腐ってはいけません。気にしない強さも必要です。

先輩社員や上司は先生ではない

新入社員のあなたが、これまで質問してきた相手と言えば、恐らく“先生”だったはずです。先生は教えることが仕事であり、それで給料をもらっていますが、仕事であなたが質問する相手は、先生ではなく、先輩社員や上司です。

 

先輩社員や上司は、自分の仕事や責任を担っています。つまり、仕事の手を止めたり、合間の時間を使って、あなたの質問に回答しています。時には「こんなに忙しいのに、何故そんな面倒なことを聞くの?」という、思いが態度に出てしまう先輩社員や上司も少なからずいます。しかし気持ちを強く持ち、「忙しい中にすみません」と声をかけ、質問に対する回答を得て、問題を解決することのほうが大切です。先輩社員や上司のつっけんどんで冷たく感じる塩対応は、忘れてしまいましょう。

 

『質問し、正しい回答を得て、正しく仕事を進めていくこと』が、あなたの使命です。数年経ち、あなたが一人前になった時、あなたは後輩に塩対応などせず、親切・丁寧に接するようにしましょう。そうすれば、あなたは人間的に、塩対応をした先輩社員や上司に勝利したことになります。

3.研修では教えてくれない業界の当たり前

営業チーム強化のためにすべきこと

 

研修やトレーニングを積み、いざ現場で実際の仕事を経験すると、少なからず「え、そんなこと聞いていない」そう感じることが、きっとあります。新入社員研修では、仕事の進め方やルールを学びます。「〇〇の場合は〇〇しよう」など、現場を想定した学びもありますが、実際の現場では、研修では聞いたこともない、全く予想外の出来事に直面することも多々あります。

 

自分の入社した会社の独特なルールや、業界独自の不文律・暗黙のルール・定説などは、実際に現場に飛び込んで、見聞きする体験を通じて知っていきます。もし「え、そんなこと聞いていないです!」と思うことが起きても、自分の新しい知識として取り込んでいけば問題ありません。

 

十分に学んで準備したにも関わらず、想定外のことがたくさんある。これこそ、新しい世界に飛び込んだ醍醐味といえます。聞いていないことでも積極的に吸収する姿勢は、新入社員にとって、とても大切なことです。

4.思ったよりしんどい帰宅後の時間

 

就職後しばらくの間は、自宅に帰ると驚くほど疲れています。帰宅してドアを閉め、ソファに座るとそのまま横になって眠ってしまい、気が付けば夜中や明け方…そんなこともあるでしょう。これは、多くの新入社員が共通して経験する『社会人デビューの疲れ』です。

 

毎日、慣れない環境、人の目にさらされた緊張状態で、朝から夕方まで、場合によっては夜まで、職場や現場で過ごすと、大した活躍をしていなくても、ドッと疲れが出る…これは、新入社員あるあるです。仕事終わりに、同期入社の仲間や、学生時代の仲間から食事に誘われても、しんどくて面倒になったり…そんなこともたくさんあります。

 

そんな時は、同期や友人との気分転換より、自分自身のケアを大切にしてください。

休養・睡眠・仕事で必要なことを覚える、練習するなどに集中し、多少学生時代の友人から「付き合いが悪くなった」と言われても気にせず、新しく社会人デビューしたあなた自身を大切にしてください。

 

『社会人になったあなたが、少しでも早く環境に慣れ、かつ一人前になるための準備』を優先した方が、数年後のあなたにとって、きっとプラスになります。やりたいことがあるのに、自宅に帰るとスグに寝てしまう…これは自覚している以上にあなたにプレッシャーがかかり、緊張状態が続いている証です(※決して悪いことではありません)。

 

仕事からの帰宅後や休日は、疲れた自分を大切にし、しっかり休養・ケアしてあげましょう。また、早く一人前になるための学びもコツコツ続けていきましょう。

 

 

 

今回は、新入社員や就活中の学生の方、まだ社会人経験の浅い新人の方、そして彼ら彼女らを迎え入れる人事担当者や先輩社員の方達に向けて、新入社員が会社や組織に入った直後に感じる辛さやストレスと、その対応策を4つお伝えしました。よろしければ、ご参考にしてください。

 

 

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