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2023.06.28 1Point Learning

新入社員に嫌われる先輩社員の特徴

 

誰しも嫌われたくありません。「嫌われる勇気」や「嫌われることを恐れるな」などと言われますが、人と人が連携を取って仕事を進めていく会社や組織で、本当に嫌われてしまっては、人と協力し、時に人を動かして、効率よく仕事を前に進めることはできません。一部の突き抜けた人を除き、多くの組織で働く大人は、嫌われない方が得策。これは、日本社会において間違いないでしょう。

 

今回は、学校を卒業して社会に出たばかりの新卒の新入社員から、嫌われてしまう先輩社員のパターンをいくつか紹介します。無意識に「私のことかも」「オレのことかも」と思ったら要注意です。無理に好かれようと媚びを売ったり、不自然に下手に出る必要はありませんが、参考にしてみてはいかがでしょうか。

1.威圧的な態度をとる

慣れない環境で高圧的な態度を取られると、新入社員は“自分”を出すことができず、自信を失ったり、正常なコミュニケーションを取ることすら難しくなってしまいます。そのため、威圧的・高圧的・上から目線で新入社員と接する先輩は、嫌われる傾向が強いと言えます。

2.何かにつけて新人に対して批判的

慣れない新入社員がミスや不効率なことをしてしまうことは、仕方のないことです。少しずつ慣れて改善されていきます、入社したばかりの新入社員のミスや未熟さを必要以上に指摘したり、根本の考え方まで否定したり、批判したり、そのような態度を取る先輩社員は、新入社員から距離を置かれてしまうでしょう。適切な注意・指摘は必要ですが、先輩社員には、新人のミスの数回は穏やかに受け入れるくらいの度量が必要でしょう。

3.新入社員に無関心な態度

不慣れな新入社員が不安と心配でいっぱいの状態の中で、「私は新入社員に興味がない」「俺は自分以外の他人に興味がない」と言わんばかりの無関心な態度を取る先輩社員は、本人はクールなつもりでも、新入社員はそのような態度の先輩を「クールでカッコいい」などと思いません。不慣れでも、ぎこちなくても、

  • 「こまめに声をかけてくれるな」
  • 「関心を持ってくれているな」

そう感じる先輩社員に対して、新入社員は心を開いていきます。

4.情報をしっかり共有してくれない

「まだ新入社員だから…」と思っているからか、社内の状況や状態、今起こっていることについて共有してくれない先輩社員は、一定数存在します。新入社員は特別に用意された研修よりも、日常的な先輩社員からの情報共有によって、テキスト通りではない、職場のリアルや明文化されていない事実を知り、組織と仕事に徐々に慣れ、馴染んでいきます。

 

「まだ何も分からない新人に何を言っても無駄」と思うかもしれませんが、分からないことを分かり易く話し、伝えて、共有できる先輩社員は、新入社員から信頼されるだけでなく、自身の『伝えるスキル』や『巻き込むスキル』が高まるため、新入社員への情報共有は積極的に行うことをおすすめします。ただし、社内のゴシップ情報などは、口にしない方が賢明です。

5.排他的な態度

新卒・中途採用を問わず、新しく組織に入ってきたメンバーを試すように、相手の出方を伺い、自ら積極的にコミュニケーションを取らず、新人の品定めをする先輩社員は少なからず存在します。そういった方は新入社員から見ると、『意地悪で排他的な存在』に見えます。

 

新人とは言え、選考をクリアして入社してきた、ある程度潜在能力のある新しい仲間です。すでに職場や仕事に慣れた先輩社員なら、自分から歩み寄り、温かく迎える姿勢をとりましょう。入社直後の先輩社員の在り方を、新入社員は何年も忘れずに記憶しています。

6.過度な詮索

新入社員に興味を持ち、自らコミュニケーションを取りに行く姿勢は良いのですが、プライベートなことまで踏み込み、芸能リポーターのように根掘り葉掘り質問攻めにする先輩社員も存在します。

 

若い世代の多くは、「仕事は仕事、プライベートとは区分したい」と考える層も多いため、「知りたい」「気になる」と思ったとしても、新入社員に対する質問は、小出しにした方が良いでしょう。あなたが矢継ぎ早に質問するより、新入社員の方から話しやすくなる環境を作ることを優先し、根掘り葉堀り詮索しない配慮も大切です。

 

 

 

せっかく入社してくれた新しい仲間である新入社員。良いところ、悪いところ、様々な癖や特徴、それらをある程度広い心で受け入れ、共に仕事に励む仲間として大切に迎え入れることは、先輩社員であるあなたにもプラスに作用するはずです。ぜひ参考にしてください。

 

 

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