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2023.09.05 1Point Learning

職場で好かれる人は、やっぱり得します!会社や職場で使える好印象の作り方

 

『嫌われる勇気』という本が爆発的に売れた頃から

  • 人の目を気にするな
  • 嫌われてもいいじゃないか

このような風潮が、ネット上の有名人の発信などもあり、より強くなっている気がします。確かに、人に嫌われることを恐れず、自分の目標のために行動を重ね、突き進むことができるなら、それは非常に素晴らしいことです。しかし、あなたが会社員や組織に属して働く立場にあるのであれば、“結局、嫌われるより好かれる方が得”をします。

 

“どれだけ嫌われても突き進める強さ”があれば話は別ですが、“普通の人”は「嫌われている」と思うと気にしないことは難しく、元気もなくなれば、落ち込みもします。また、会社や組織に属していると

 

  • 嫌われることでチャンスが回ってこなくなる
  • 必要以上に責められてしまう

 

このようなことも起きてしまいます。

組織には“人の好き嫌い”が多分に含まれている

 

私は事業支援のため、多くの会社や組織に入り、プロジェクトを進めていますが、『組織』という場所には、“人の好き嫌い”が多分に含まれています。決定権を持つ人物に嫌われた人が、能力や実績の有無に関わらず損をしているケースが見受けられます。一方、上司に好かれている人は、能力や実績以上に得をしているケースも数多くあります。これは、想像や本で読んだ内容、WEBから得た情報をもとに、話をしているのではありません。私が自分の目で、数多くの会社や組織の経営者・経営陣・幹部の方々と一緒に仕事をして、目の当たりにしてきた事実です。

 

“嫌われても撥ね退ける強さ”や“気にしない強さ”を持ち、嫌われても圧倒的な能力を発揮することで、たとえ会社や組織の上層部があなたを嫌っていたとしても、“あなたのことを認めざるを得ない状況”であれば話は変わりますが、これほどの鋼のメンタルとずば抜けた能力を合わせ持つ人はそうそういません。

 

YouTube界隈には、鋼のメンタルとずば抜けた実績を合わせ持つ方が複数人いるようですが、「突き抜けた人と普通の人は違う」と理解し、嫌われるより好かれておいた方が、「この先、結局何かと得をする」そして「余計な損をしなくて済む」と認識しておくと良いとでしょう。職場で周囲の人から好かれると、足を引っ張られる、チャンスを奪われるなど、“余計なトラブルから、あなた自身を守ってくれる効果がある”と理解しておきましょう。

日本の会社や組織で働く多くの“普通の人”の特徴

 

日本の会社や組織で働く人の多くは、“普通の人”です。つまり、見た目の印象・年齢・雰囲気・社歴・人当たりの強さなどで、他者を判断する人が多いということです。

  • 能力と可能性があれば、見た目・年齢・社歴・性格・学歴などは全く関係ない
  • 能力と可能性がある人とは、上下関係なく平等に向き合う

残念ながらこのような人は、現在の日本の企業や組織にはほとんどいません。

 

また多くの人は、“自分とかけ離れた存在”や“身近でない人のこと”は、実績や知名度があれば、「すごい」「さすがだ」と素直に評価する一方で、“身近な人”が何かを成し遂げたり、良い結果を出したとしても、「大したことはない」「あれは運が良かっただけだ」と素直に認められない人が多い傾向にあります。

 

特に、その“身近な人”が年下や後輩・元部下である場合、つまり、“その相手に対して、過去に自身が優越的立場にあった経験”があった場合、その相手を認められない人が大勢います。年齢や社歴は、あくまでもタイミングの問題であり、本来優劣が付く問題ではありません。しかし、「私は長く経験している」「自分の方が長く在籍している」これだけを理由に、相手に対してマウントをとる人も、残念ながら非常に多くいます。

 

〈日本の会社や組織で働く 多くの人の特徴〉

  • 実際の才能や目に見える実績以外の“直接仕事の能力や可能性に関係のないこと(見た目の印象・年齢・雰囲気・社歴・人当たりの強さなど)”で人を判断しがちである
  • 年齢や社歴など、本来優劣の付かないことを根拠に自身と他者を比較し、優劣を付けてしまう

 

本来存在しないはずの価値基準でつけた優劣のせいで、自分より下だと思っていた人、例えば、年下の部下や社歴の浅い後輩、自分より学歴が低い人、見た目の印象が自分より劣る人が「生意気なこと」「羨ましく思うこと」「自分が積み重ねた努力や我慢を軽視すること」を言ったと感じた時、つまり、自分が“優越的立場”から見ていた相手が、逆に自分に“劣等感”を感じさせることを言った様子を見聞きすると、その人に対し敵意や嫌悪感を抱き、嫌いになります。

 

様々な理由で、会社や職場で人を嫌いになることがありますが、『自分が優越的立場から見ていた相手から劣等感を感じさせられると、嫌いになる人』は非常に多くいます。言い換えると、嫉妬やヤキモチの類似パターン、その延長線かもしれません。これらの理由で人から嫌われてしまうと、悪気も自覚もないまま、気付かないうちに嫌われ、あからさまではない嫌がらせを受けたり、仕事で足を引っ張られたりします。

職場で人に嫌われないための対策

 

対策は、非常にシンプルです。

 

<職場で人に嫌われないための対策>

  • 仕事もプライベートも、雑談は謙虚かつ控えめにし、人が羨ましがることは言わない
  • 仕事で成果があがった時も、「周囲の皆さんの協力・応援があってこそです。ありがとうございます」と謙虚な姿勢を貫く
  • 社内の人物評価や陰口・悪口はもちろん、芸能人や著名人の好き嫌い、特に悪口・批判は口にしない

 

今回お伝えした3つの対策は、日本の会社や組織特有の『自分が優越的立場で見ていた相手から劣等感を感じさせられると、その人を嫌いになることが多い』という事実に起因する、“余計な嫌われ”を回避することに繋がります。また、あなたが会社や組織で損をしないための対策になり、更には、あなたが職場で好かれ、得をするための要素にもなるでしょう。

 

今回の内容は、あまり気分の良いものではありませんが、世間では語られない事実を突いた内容になっているはずです。人間の綺麗ではない部分・卑屈な部分と根気強く向き合うことは、日本のビジネス界で強く生き抜くために必要なことかもしれません。

 

 

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