態度が悪い部下や、言うことを聞かない部下、仕事をしない部下に悩まされる上司は、数多く存在します。
部下からの失礼な態度や反抗によって、困惑することもあるでしょう。
しかし、部下の態度や行動は、上司からのコミュニケーションへの反応であることも忘れてはなりません。
同じ言葉のボールを投げるにしても、乱暴に思い切り投げれば、思い切り打ち返してくるでしょうし、丁寧にふんわり投げれば、丁寧に返してくる可能性が高くなります。
部下の態度や言動は、上司発のコミュニケーションへの反応と考えておくことです。
もちろん、そうではなく単に不遜な部下の場合もありますので、その部下の背景と現状をしっかり見極めることも必要です。
既に大人である部下を変えることは、正直難しいです。しかし、上司発のコミュニケーションは、上司自身で変えることができます。
部下から、理想的な反応が返ってくるように、上司発のコミュニケーションに工夫を加えることが大切です。
部下に対して、威圧的な態度や、強引な指示を出すだけではなく、相手の状況を知るように努め、共感的なコミュニケーションを心がけ、部下の立場や現状を慮ることも、人を使って成果を出すためには必要です。
部下とのコミュニケーションは、日々の取組みの積み重ねで、徐々に良好になっていくものです。
長期的な視野で、様々なタイプの部下と信頼関係を築いていくことは、上司の大切な役割のひとつと言えるでしょう。
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