部下の扱いに悩む上司から、会社になじめない新入社員まで、その悩みの解決策となるのが、ビジネスや職場における「他者との関係構築」です。
ありのままの自分で過ごしていては、ビジネスの場で、良い人間関係を構築することはできません。
ビジネススイッチをONにして、フィールドモードに入らなければなりません。
今からお話しするのは、あなた個人としての主義・主張は別として、仕事上で関わる、上司や部下、取引先、見込み客といった、様々な利害関係者と良好な関係性を構築するための具体的な方法です。
部下とのコミュニケーションに悩む上司から、入社したものの、会社になじめず悩んでいる新入社員まで、共通して使える方法です。
この方法を実践するために必要なのは、
- 少しの勇気
- 面倒だけど、やってみるか…と、腰を上げる
この2つです。
では、驚くほどシンプルでありながら、継続することで、あなたが経営者であっても、新入社員であっても、部下・上司・取引先 等々、仕事で関わる全ての人達と理想的な関係性を構築するための9つの方法をお伝えします。
【1】相手が話している時は、徹底的に聴き役に回り、表情と相槌で「聴いている」ことを表現する
話し終わるまでは、類似エピソードを話したり、相手の話を修正したりするのは、NGです。
【2】ありがとうと、ごめんなさいは、タイミングを逃さず確実に相手に言葉で届ける
言えば言うほどあなたの好感度は上がります(但し、軽薄な感じを出してはいけません)。
【3】自分の表情を自覚する。感情によって、自身の表情がどのように変化するか?コレを理解しておく
普段のデフォルトの表情も自覚しておくとよいでしょう。相手は、あなたのそんな表情をいつも見ています。あなたがもし相手なら、どう思うでしょう?
【4】相手に失礼や不遜な態度があった時は、深呼吸して「この人は、何故こんなことをするのか?言うのか?」その理由を想像する
腹が立っても深呼吸して、怒りを散らしましょう。難しいですが、できるようになると、人間関係の構築や修正が、かなり上手くいきます。
【5】挨拶は自分から、返事は誰に対しても「はい」
挨拶は部下からするものだ、挨拶して無視されたらどうしよう 等の考えは捨てましょう。
【6】自分に非があることは、素直に認めて、相手が誰であれ、ちゃんと謝る
プライドは捨てましょう。謝れない人=器が小さい そう理解しましょう。
【7】自分は他人に興味が無い等と言わず、仕事だからと割り切って「相手に興味を持つ」
コレが分からない人は、子供です。
【8】上司には必ず報告、部下が報告を忘れたら自分から「あれどうなった?」と声をかける、決して怒らない
部下の報告忘れは多いものです、しかし、報告内容を得ることが第一の目的であることを忘れずに。
【9】好き嫌いでなく、役に立つか、質が良いか?といった実利を優先した判断を徹底する
嫌いな相手の言葉や仕事は、すべて悪 そんな小さな思考は捨てましょう、好き嫌いより成果追求優先です。
何だこんなこと?と思うかもしれませんが、基本です。
相手と良好な関係を築きたいなら、まず自身が、相手に対して理想的な接し方をしなければなりません。
相手の自分に対する態度や言動は、多くの場合、あなたの存在やあなたのこれまでの言動等々、要はあなたが発してきた態度・言葉・行動への反応です。
相手を変えることは不可能に近いくらい難しいですが、あなた自身が在り方や、言動を変えることは可能です。あなたが良い方向に変われば、相手も少しずつ良い方向に反応を変えてくるでしょう。
ビジネスにおける良好な人間関係の構築は、経営者から新入社員まで全てのビジネスパーソンにとって重要な要素です。あなたがビジネスで成果を上げたい、活躍したい、人を動かして大きな成果を上げたい、自らが働きやすい環境を作りたい、そのように思うならぜひお試しください。
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