何か仕事を始める前の、十分な準備は有効です。
しかし、情報収集や資料作りなどの準備に、必要以上の時間と労力を費やしてしまう人がいます。慎重で真面目な方の中には、当てはまる方が、多いんじゃないでしょうか。
これは、「失敗したくない」という心理からくるものであり、実はこの入念過ぎる準備が、取り組みの本題にナカナカ入ることなく力尽きてしまい、結局本題を先延ばしにすることに繋がります。
先延ばしと聞くと、ヤル気の無い人が、やりたくないことをダラダラ後回しにするケースが思い浮かびますが、実は真逆のケースも多いんです。
マジメ過ぎるから、慎重すぎるから、入念過ぎる準備を重ね、準備段階で力尽き、本題に入る前に、次の仕事が入り、結局後回しになってしまう・・・そんな感じです。
ちなみに、この準備、パソコンやスマホ、紙とペンを使う、もっと前の段階で、頭の中で行われることもあります。あれこれ考えるだけで結局何もしない・・・というやつです。
準備するだけでも本人は頭を動かし、場合によっては、手も動かし行動してしまうため、本人に一定の満足感をもたらします。そのため、自覚の有無に関わらず、厄介な先延ばし状況に陥ってしまいます。
それが故に、マジメな完璧主義者ほど、物事を先延ばしにしがちな傾向があるのかもしれません。
思い当たる節のある方は、準備や事前の構想にかける時間や労力を今の半分程度に削減し、着手前の思考段階において、一定時間が過ぎたらとにかく動く。その後、動きながら修正を繰り返す方法をとってみてください。
すべきことの本題に素早く入れるため、結局は、仕事なりプロジェクトが早く進み、成果も早く得られる可能性が高いのです。
忙しくて時間が足りない!そうお悩みの方は、この方法を一度試してみてはいかがでしょうか。
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