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2022.09.10 1Point Learning

専門学校の学生募集②

 

専門学校の生き残りと発展には、教育の充実と、商売感覚の両立が必要です。

 

教員は教育に専念、事務方や経営幹部が“商売”の部分を担う、一見正しいこの分担方法では上手く行きません。事務方と教員側の意識の融合、そして共通のGOAL設定が必要です。

 

次の3つは、専門学校の生き残りと発展に必要な要素であり、かつ所属する全員に共有してほしいポイントです。

 

 

 

 ① 学生・保護者の顧客意識の高まりを理解する

 

 ② 日常業務の全てがPRになる意識で業務に向き合う

 

 ③ キレイごとで組織運営はできない覚悟を持つ

 

 

少し詳しく説明すると

 

① 学生・保護者の顧客意識の高まりを理解する

  • 就職率が良い/資格の合格率が高いは、「当たり前」だと思われているので、そこばかりPRしてもダメ
  • 意欲の低い学生はいますが、保護者や学生の多くは、学校側が「意欲も高めてくれる」と考えています
  • 何かにつけて「お金を払っているんだから当然」が前提で、学校と向き合う学生や保護者が増えている
  • 授業や教員とのコミュニケーションを教育でなく「サービス」と捉えている学生や保護者が増えている

 

 

② 日常業務の全てがPRになる意識で業務に向き合う

あなたの学校のウリは何ですか?と質問をすると

  • 資格取得率
  • 就職率
  • 設備や施設

そう答える専門学校が圧倒的に多いのですが、そこだけをPRしていても、学校の人気は出ません。

 

なぜなら前項のとおり、顧客意識の高まった学生や保護者にとって、それらは当たり前だからです。

 

だからこそ、学校の本質的な力や魅力をPRする必要があります。

 

 

例えば

 

  • 遅刻欠席率が低い(充実したキャンパスライフと、教員の良質なコミュニケーション内容が成せる業)
  • 学生満足度の向上のために、教員が行っている具体的な努力を上手に見せる 
  • 就職後の早期離職率が低いミスマッチの無い就職指導と、高いレベルの人間教育の成果

 

この3点は、見せかけのPRではありません。

 

教職員が揃って、継続的な努力をして、初めて成せることです。本物のPR材料です。

 

これを上手に見せることで、本物の魅力を届け、見込み客である高校生や保護者の“心に響かせる”ことがで

きます。そうなれば入学の確率はグッと高まります。

 

 

ただ、①遅刻欠席、②恒常的な向上心を持った教員の具体的な努力、③早期離職低減等は、難易度が高いため、この3つが自慢できるレベルではない学校も、たくさんあります。

 

 

③ キレイごとでは、組織運営ができない覚悟を持つ

 

  1. なんとしても自校を人気校にして、一人でも多く入学生を確保する
  2. 入学した学生は全員卒業させる、「退学は、仕方がない」の意識を捨てる
  3. 徹底した効果分析をせず、よく考えずに投資していた支出を見直す
  4. 選ばれる学校を目指し、“選んでもらえるよう”努力し、“知ってもらうよう”動く

 

 

この4つを経営幹部、全教職員が揃って共有し、行動に結びつけることが必要です。

 

専門学校業界は、大手グループもいくつか存在しますが、地域に根差した小規模校が圧倒的多数です。

そして、多くが “頭一つ抜き出る”ことなく、緩やかな競争を続けています。

だからこそ、継続的に多くの入学生を集め、先の長い安定経営の軌道に乗せるチャンスが残っています。

 

 

他業界と比較して、勝負に勝つ難易度は低めです。早く行動に移せば、その分早く結果も期待できます。

 

来年こそ入学生を増やすぞ、低迷から脱却するぞ、そう意気込んでいる専門学校関係者の方は、ぜひお試しください。

 

 

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