仕事の任せ方の上手い経営者や上司って、どんな人だと思いますか?
答えは、「部下に、望む成果を上げさせている経営者や上司」です。
誰が何と言おうと、部下を使って自身の望む成果を上げているのですから、任せ方が上手いと言えます。
今はまだ、望む成果を得られていないが、このまま任せていれば、必ず望む成果が上がるだろう、そう確信を持っている経営者や上司も同様です。
人から「あの人は人格者だ…」「あの人は凄い経営者だ」「デキる人だ」と言われていようが、自身でそう思っていようが、部下を使って望む成果を出せていないなら、仕事の任せ方も、部下の使い方も、現時点では、上手くないと言えます。
あなたは、経営者として、上司として、上手に部下に仕事を任せ、望む成果を上げさせていますか?
自分は、上手く仕事を任せられていない、部下を上手く使えていない
そう感じた場合は、次のように自問自答してみてください。
私は、部下が、どのような働き方をして、どのような成果を上げれば満足するのだろう?
そして、以下の要領で、書き出してみてください。
- こんな成果を上げて欲しい(具体的かつ現実的に)
- こんな働き方をして欲しい(具体的に)
- これはヤメて欲しい(とにかく具体的に)
抽象的ではなく、具体的なリクエストとして、対象となる部下やチームに「私は、こうして欲しい」「私は、これをしないで欲しい」と、“私はこう思っている”というIメッセージ型で、伝えてみてください。
経営者や上司が、自身に何を望み、何を望まないのか?ハッキリ分かるからこそ、部下は“自分の頭で考えて、自信を持って行動”できます。
具体的な指示や依頼を部下に伝えることを習慣化すれば、部下は、あなたの望む成果を出すために、少しずつ自分で考え、行動するようになります。
もし、「私は、部下が、どのような働き方をして、どのような成果をあげれば満足するのだろう?」これが、パッと思いつかないなら、「部下に対するリクエストをハッキリ持っていない」ということです。
その場合は、部下に何を任せるか?考える前に、あなたが「経営者や上司として、成し遂げるべきことは、何なのか?」からじっくり考えてみてください。
すると、何を経営者や上司であるあなたが行い、何を部下達に任せればよいのか?ハッキリ分かるようになります。
部下へのリクエストをハッキリ持たない、もしくは、リクエストはあるものの、それをハッキリ部下に伝えず、常にうっすら部下に不満を持っている経営者や上司は、たくさんいます。
「暗黙の了解や、言葉にせずとも相手が察して、自分の望み通りに動いてくれることなど、あり得ない」そう理解し、経営者として、上司として、何をすべきか?部下とどう接していくべきか、改めて考えてみるとよいかもしれません。
これが上手くいけば、仕事の任せ方が、確実にドンドン上手くなります。簡単なのに、多くの経営者や上司は、面倒がって着手しません。だからこそ、早いうちに習慣化すれば、ライバルを引き離す大きな成果を得られるはずです。きっと大きな成果を手にすることができますよ。
動画版はコチラ
©️2022 utg Co., Ltd All Rights Reserved.