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2022.06.01 1Point Learning

“昇進&役職”いい加減に決めていませんか?

 

働かないオジサン、あなたの周りには、いませんか?

男女問わず、相当数 存在するはずです。

 

あるクライアント企業の幹部が、

「先日採用した中途入社のスタッフに、『〇〇さんは、なぜ部長なんですか?△△さんは、なぜ課長なんですか?』って質問されたんです。まったく入ったばかりで非常識な奴です。」そう仰っていました。

 

ですが、この中途採用社員、非常識ではないかもしれません。

 

 

企業や組織において、

 

  1.  部長は、何故、部長なのか?
  2.  何が、どの程度できるから、部長になれたのか?
  3.  部長は、どのような責任を負っているのか?

 

これを明確にしておく必要があります。

 

 

多くの企業や組織には

 

  1.  何故、こんなこともできないのに、部長なのか?
  2.  どうしてこんな幼い考え方や、狭い視野なのに部長なのか?
  3.  部下の育成どころか、部下の基本把握もできていないのに、何故役職が付いているのか?

 

このような役職者が多くいます。

 

理由は簡単です。

昇進に必要な項目や、役職やポジションの定義が、明確に定められていなかったり、定められていたとしても、名目だけであったり、役職に付ける適任者がいないため、必要な実績や能力・適性はないが、「組織の体を成すため、社歴の長い者を仕方なくポジションに据えている」、こんなケースが非常に多いためです。

 

  1. 「〇〇も勤続何年だし、ソロソロ課長にしていいんじゃないか?」
  2. 「〇〇と同期の△△も課長だし、バランスを取って◇◇も課長にしようか…」

 

 

このような根拠なきバランス調整型の人事のせいで、外部から中途入社した社員から、「何故、〇〇さんは部長なんですか?」等の直球質問をされてしまうんです。

 

恐らく、その中途採用社員の本音は

「〇〇さんは、仕事もできないし、上司としての務めも果たしていないのに、何故部長なんですか?」です。

 

このようなケースは、放置すると、優秀な社員が将来に希望を感じられず、退職を考えたり、「勤続年数さえ長くなれば、自動的にポジションも上がり、賃金も増えるだろう」と考える社員が増え、努力や積極性の足りない省エネモードで勤務する「働かないオジサン」を量産する原因となります

 

昇進や役職者の定義は、しっかりと考えて定め、それを明確に組織内に周知することで、昇進した本人も、緊張感をもってポジションにふさわしい勤務をするようになり、会社や組織の継続的な発展に繋がります。

 

そうはいっても、昇進や役職者の定義をどのように定めればよいのか?分からない。

そのような場合は、ご相談ください。

あなたの組織にマッチした定義や制度の構築をお手伝い致します。

 

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