昇進や昇給だけで、従業員がやる気を出したり、忠誠心が高まると思っていませんか?
答えは、NOです。
昇給しても「たったこれだけしか増えない」、昇進させても「役職が上がったから手間・面倒が増える」等、放っておくと、このようなネガティブな反応をする従業員のせいで、職場に「冷めた空気」が蔓延してしまいます。
昇進や昇給にあたっては、
- 評価している部分(①取り組み面 ②実績面)
- 今後、更に伸ばして欲しいと考えている部分(期待している部分)
を明確に伝え、貢献や実績を称え、更なる期待についてもハッキリと伝えることが大切です。
昇進においては、ささやかであっても式典を実施すれば、効果はより大きくなります。
昇進も昇給も、実績・功績・今後に向けての期待値があってこそのもので、経営者や組織が「功績と期待値の両方がある人材だ」と認めた証拠であることを、当人にも、組織全体にも周知することが必要です。そうすることで、従業員は、昇進には、価値や名誉があることを理解します。
そんなことイチイチしなくても、皆分かっている…その感覚は間違いです。
従業員が、あなたの組織における昇進に名誉や価値を感じなければ、昇進させる意味がありません。
昇進(昇給)には当然、責任も伴う分、得られるモノも大きいことを組織内に繰り返し周知することは、組織運営において、重要です。
この部分を経営者や幹部が、面倒臭がったり、簡素化したりしてしまうと、組織に「冷めた空気」が蔓延し、従業員が昇進に価値を感じなくなってしまいます。
従業員が、役職やポジションに誇りを感じ、自覚を持つ組織は将来有望です。
最後に、もしあなたの会社や組織の役職者が、自身の役職を卑下するような発言をした場合は、個別で呼び出して、理由と共に、今後二度と無いようキチンと注意してください。野放しにしてはいけません。
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